阿古姫と佐竹親直~大坂の陣にて伊達家が匿った長宗我部家の娘


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阿古姫(あこひめ)は、長宗我部元親の3娘です。

長宗我部氏の家臣で、上ノ加江城主である佐竹親直を重用した長宗我部元親は、三女の阿古姫を嫁がせました。
男子2人もうけていますが、この阿古姫と佐竹親直の生涯を調べてみました。

佐竹親直(さたけ-ちかなお)は佐竹義秀の子で、1566年生まれです。

父・佐竹義秀は、久礼城の佐竹氏本流・佐竹義之の次男で、当時の土佐・佐竹氏は一条兼定に仕えた 文武両道に優れた一族でした。
安芸国虎が自刃した際には、国虎夫人を黒岩越前から預かり、佐竹義之が一条兼定に送り届けています。

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1571年、吉良親貞が久礼城を攻めた際に佐竹義直が降伏し、以後、土佐・佐竹氏は長宗我部元親に臣従します。
この時、父・佐竹義秀は岡豊城に人質として出されたようですが、強弓で知られる勇者だったようです。

そして、1579年、伊予・岡本城の戦いに、父・佐竹義秀は副陣代として出陣していましたが、陣代の久武親直らと共に討死しました。
そのため、跡を継いだ佐竹親直が、阿古姫を娶った模様です。
阿古姫には長曾我部家臣のひとり廿枝氏が、お付きとして上ノ加江城に従ったと言います。

佐竹蔵人佐親直はこの信頼に答え関ケ原の戦いにて長宗我部家が所領没収になったあとも、長宗我部盛親に従い大坂の陣にて大阪城に入っています。
そして、1615年、大阪夏の陣の際に、八尾の戦いにて討死しました。

なお、佐竹親直の長男・佐竹仲次郎は、母・阿古姫とともに大阪城にいたようですが、大阪城が陥落した際に脱出すると伊達政宗の軍勢に捕まります。
しかし、伊達政宗は独断で2人をかくまい、阿古姫は伊達家の侍女になったようです。

阿古姫は教養も豊かで、話もうまかったため「中将」と称され、晩年まで伊達政宗の近侍を務めたと言います。

2人の子は小姓として取り立てられ、長男は仙台藩の重臣・五十嵐信濃の養子となって五十嵐元成(賀江蔵人)と名乗りました。
1609年生まれの次男・輪丸は、最初、土佐・上賀江に隠れて賀江忠次郎と名乗っていましたが、1628年に仙台藩重臣・柴田惣四郎宗朝の養子となり、柴田朝意と称しています。
伊達騒動で活躍し通称は「柴田外記」として知られます。

また、香宗我部親泰の次男・香宗我部貞親が、この2人を頼って仙台に行き、仙台藩にて2000石を与えられています。

なお、阿古姫は、1653年7月15日に亡くなった模様ですが、生年が不明なため享年はわかりません。

久礼八幡宮に奉納されていた土佐・佐竹家の手がかりも、宝永大地震の津波で流されたため、よくわかっていないようです。

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