小里光忠 小里光明 小里光親 ~小里城を奪還するも後継ぎがなく断絶

小里城

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小里氏(おりし)は、土岐氏の庶流で、美濃守護・土岐成頼の5男である土岐元頼か、その子の土岐頼連から始まったとされる。
土岐元頼は、1496年の船田の戦いにて自刃して果て、子の土岐頼連は越前・朝倉氏を頼ると、のち支援を受けて土岐・恵那の旧領約3600石を回復した。

ちなみに、土岐元頼と武儀郡の豪族・中洞源左衛門の娘との間に生まれたのが、明智光秀とする伝承もあるが、そんな小里氏を探ってみた。

この土岐頼連の子が小里光忠(おり-みつただ)で、1534年に小里城の築城を開始。
また、明知城明知遠山氏と結び、遠山景行の娘を嫡子・小里光次の正室に迎え、明知・遠山景行と連携する。

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1555年、武田信玄遠山氏の諸氏が臣従すると、小里光忠も同調して武田家に降った。

その後、織田信長が美濃に進出し稲葉山城を攻略すると、小里光忠は織田家にも通じている。
このことを、武田信玄は岩村城主・遠山景任と、苗木城主・遠山直廉への書状にて

「小里については隣邦からの助勢により、すでに逆心露顕のように見える。やむを得ず、残念に思うが、とりあえす許すというのを承った。その上で時期を待って成敗してほしい。」

と、したためている。

1572年5月、遠山景任・遠山直廉が相次いで死去すると、織田信長は苗木遠山氏には飯羽間遠山氏から遠山友勝を苗木城主にし、また、織田信長の5男・坊丸(織田勝長)を岩村城主として送り、おつやの方を後見とした。
そのため、武田信玄は西上作戦の途中、秋山虎繁(秋山信友)に命じて岩村城を攻略させる。
これに反発した小里光忠は、同じく織田家に近かった明知遠山氏・遠山景行に従って、苗木遠山氏・遠山友勝、飯羽間遠山氏・遠山友信、東三河の奥平氏、菅沼氏、織田信広、河尻秀隆らと、恵那の上村で12月合戦に及ぶ。
この上村の戦いでは、嫡子・小里光次や遠山景行、遠山友勝らが討死したが、小里光忠も討死する結果となった。

家督は次男の小里光明(おり-みつあき)が継いだと考えられる。

織田信長は、1574年に小里城の改修工事を始めて、岩村城を攻略する拠点として、池田恒興が整備開始し、美濃・鶴ヶ城には河尻秀隆が入った。、
しかし、1575年、武田勝頼長篠の戦いで破ると、岩村城の秋山信友を5ヶ月包囲の末、捕らえて、岩村城を手に入れたため、小里城の改修は終了となっている。

1582年、本能寺の変のあと、小里光明は岐阜城主となった織田信孝に仕えたが、織田信孝と羽柴秀吉が敵対する。
このとき、多くの東美濃の国人は羽柴家に降ったが、小里光明は金山城主・森長可の傘下に入るのを拒みし、1583年に賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉が勝利し、織田信孝が自刃するまで忠節を重んじている。

そのあと、森長可の攻撃により小里城は陥落し、小里光明は嫡男・小里光直とその子・小里光親らと、義兄弟の三河・足助城主である鈴木信義を頼った。
以後、小里光明は和田光明と名を変えて徳川家康に仕えると三河国の小原に住んでいる。

なお、小牧・長久手の戦いの際には、石川数正の部隊に属して美濃へ侵攻したが、嫡男・小里光直がケガをして、のち戦傷にて死去している。

1600年、関ヶ原の戦いでは、徳川家臣として、嫡孫・小里光親と共に旧領へ進出して小里城を奪還した。
また、遠山利景・遠山方景の父子らと明知城や岩村城も開城させている。

これらの功績により、旧領復帰し3580石を与えられたが、小里光明は1601年9月12日に死去した。

そのあとは、小里光親が小里城主となったが、嫡子の小里光重は後継ぎに恵まれず、1623年に小里氏は断絶している。

岩村城と遠山景任~圧巻の6段石垣など見ごたえある山城「岩村城」
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