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カテゴリー:飛鳥・奈良・平安
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朝廷の理想と現実 藤原道長のウハウハな収入源
藤原道長の詠んだ有名な歌 「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」 (この世は私のための世だと思う、まるで満月のようにかけているものがないと思うので) 藤原道長が、自身の三女威子… -
「この世をば…」からジャスト千年後の夜空を見上げてみた!~藤原道長
【人生のピーク!「この世をば…」が詠まれた背景】 藤原道長(966年~1027年)が詠んだ「この世をば 我が世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば」という和歌について、ご存知だろうか。 歴史の授業でも必… -
眠れないほど面白い大鏡⑤ 「藤原道長、妹の懐妊を疑う」
「大鏡」は、平安時代後期に成立した、歴代天皇と藤原摂関家の歴史を中心に扱う歴史物語だ。 今からちょうど1000年前、日本のトップに君臨していた男こそ、藤原道長(ふじわら-の-みちなが)である。 彼は非常に豪胆な人物で… -
眠れないほど面白い大鏡④ 「天才貴公子・公任の失言」
「大鏡」というタイトルは、「歴史を明らかに映し出す優れた鏡」という意味を持つ。 その名の通り、天皇や藤原氏一門の事績だけではなく、彼らの性格を伺わせるような、細かな逸話も取り上げられている点が特徴である。 作品内にお… -
眠れないほど面白い大鏡③ 「書聖・佐理のルーズな性格」
「大鏡」は、藤原道長の栄華を中心に、宮廷と藤原北家の歴史を扱っている歴史物語だ。 歴代天皇や藤原摂関家の事績だけではなく、ちょっとしたエピソードまで挿入されており、作者は不明だが、摂関家や村上源氏に近しい男性官僚という… -
眠れないほど面白い大鏡② 「賢帝に愛され、中宮に嫉妬された女御」
「大鏡」について、貴方はどれくらいの知識をお持ちだろうか。 いわゆる「四鏡(大・今・水・増)」のひとつであり、扱われている時代としては、「水鏡」に次いで2番目に古い、文徳天皇から後一条天皇にいたる14代176年にわたる… -
眠れないほど面白い大鏡① 「時平の笑い上戸」
「大鏡」について、貴方はどれくらいの知識をお持ちだろうか。 いわゆる「四鏡(大・今・水・増)」のひとつであり、扱われている時代としては、「水鏡」に次いで2番目に古い、文徳天皇から後一条天皇にいたる14代176年にわたる… -
木曽義仲産湯の清水 鎌形八幡神社(埼玉県嵐山町) 小枝御前と山吹御前も
埼玉県嵐山町鎌形にある鎌形八幡神社(かまがたはちまんじんじゃ)は平安時代初期に、笛吹峠を越えてこの大蔵に入った、征夷大将軍・坂上田村麻呂が創建したと伝わり、源氏の氏神として仰がれてきました。 源義賢が大蔵館主・秩父重隆… -
源義賢 埼玉にある源氏三代供養塔と木曽義仲の父の墓
源義賢(みなもと-の-よしたか)は平安時代末期の武将です。 父は河内源氏の棟梁・源為義(ためよし)で、母は六条大夫重俊の娘です。 兄に源義朝(よしとも)がおり、その嫡男はのち鎌倉幕府を開く源義朝となります。 [… -
藤原泰衡とは~斜陽の奥州平泉政権に殉じた4代目~
藤原泰衡(ふじわら-の-やすひら)は、久寿2年(1155年)もしくは長寛3年(1165年)に奥州藤原氏(平泉政権)の3代目当主・秀衡と徳尼公(藤原基成の娘)の間に生まれました。 彼は次男でありましたが、正室を母に持つた…