深見神社(神奈川県大和市)1500年の歴史を誇る信仰

神奈川県にある古い神社の1つである、大和・深見神社(ふかみじんじゃ)をご紹介致します。
深見神社の縁起によると下記の通りになっています。

東国の平定を目的とする武甕槌神(タケミカヅチ)が、舟師を率いて常陸鹿島より深海に進軍した際、伊弉諾神(イザナギ)の御子である倉稲魂神(ウカノミタマ)と闇龗神(クラオカミ)によりこの地が治められた。そして、雨神である闇龗神はこの地に美田を拓き土民による郷を開いた。


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神奈川県大和市深見に鎮座する「深見神社」は総国風土記によると、478年3月に祀る所、闇龗神なりとあり、かなり古くから信仰を集めた神社であることが分かります。
927年の延喜式神名帳では、相模国の延喜式内社13社の内の1社(小社)とされています。
渋谷荘の鎌倉武士・渋谷重国(渋谷庄司重国)、源頼朝太田道灌、小田原北条家、武田信玄と名だたる武将からも信仰を集めていました。

深見神社

江戸時代には、旧武田の遺臣で徳川家の旗本となり、徳川秀忠に仕えて大番となっていた坂本重安(坂本小左衛門重安)が370石で深見領を賜り、この深見神社にて武運長久を願い、大阪夏の陣にて首2級を取ったと言います。
この坂本家が、武運長久の神である武甕槌神(タケミカヅチ)を江戸時代に常陸・鹿島神宮からり勧請したようで、江戸時代の「新編相模国風土記稿」では「鹿島社」と記されました。

しかし、残念な事に明治9年(1876年)に、隣接する仏導寺の火災によって、深見神社の社殿から古文書に至るまで焼失し、荒廃しました。

現在の社殿は昭和16年(1941年)に再建されたもので、深見神社と呼ばれるようになりました。

行き方・アクセス

無料の駐車場は下記の地図ポイント地点が入口となります。
ただし、手前の道は「一方通行」となっていますので、現地の「深見神社はこっち」の案内を見てお進みください。
お正月の初詣は結構賑わいますが、無料駐車場は使えない場合がありますので、ご注意を。
大和駅からは歩いて15分くらいのところです。

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