山梨県都留市小形山にある桂林山富春寺は、郡内領主・小山田出羽守富春の開祖の寺です。
ちなみに、小山田出羽守信有の開基ではないみたいですと言うか、小山田氏は世代に渡って同じ名前を称したり、官位も同じだったりするので、混同しやすく調べるのは本当に苦労します。
郡内・小山田氏の菩提寺とされる寺は、小生が知る限りで郡内に4寺ありますので、これまた分かりにくいのですが、富春寺は同じく小山田氏菩提寺である金井の臨済宗・富春山桂林寺の末寺となり、珍しい話ですが山号と寺号が反対になっています。
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ちなみに、この富春寺(ふしゅんじ)も金井の桂林寺も、開基は同じ鷹岳宗俊禅師と小山田富春(小山田出羽守富春)とされます。
なお、武田重臣で有名な小山田信有も小山田出羽守信有と称していますが、小山田富春(小山田出羽守富春)に関しては色々と調べても、何時ごろの武将なのかも良くわかりませんでしたが、恐らくは1400年頃の中津森館主だと推測致します。
富春寺の境内には、都留郡領主小山田氏菩提寺と言う石碑が建っています。
特に説明板などはありません。
また、本堂脇には小山田氏の墓所が現存するとの事ですが、すみません、あとで分かったので写真はありません。
富士急の田野倉駅から歩くと徒歩5分です。
また、高速バス(各停)の中央道小形山バス停からだと徒歩6分くらいです。
車の場合は、国道139号の田野倉信号から入って橋を渡りすぐです。
下記の地図ポイント地点に駐車場スペースがありますが、入り口の道はちょっと狭いです。(郡内の寺院はどこも道が狭いです。)
・勝山城と谷村城(谷村館)の訪問記はこちら
・小山田氏の中津森館と長生寺・桂林寺・用津院とは
・岩殿城山~小山田信茂の難攻不落の山城
・小山田記~ 現認・小山田氏400年の存亡【小山田氏関連の考察とまとめ】
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