赤染衛門をわかりやすく1分で解説【光る君へ】友達が多く良妻賢母としても知られる平安時代の歌人

赤染衛門

赤染衛門とは

赤染衛門(あかぞめえもん)と言う名前は、漫画の主人公のような名称だが、赤染時用の娘とされる女性の事だ。
平安時代の女性で、956年頃?に生まれた。

2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」では、俳優(女優)の凰稀かなめさんが赤染衛門の役を演じられる。


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父・赤染時用(あかぞめときもち)は朝廷に仕える官人で官職は大隅守。

袋草紙によると、赤染衛門の母は前夫・平兼盛の子どもを宿した状態で赤染時用と再婚したと言う。
そして、赤染衛門を出産したのだが、平兼盛が娘の親権を巡って裁判を起こし敗訴したと伝わる。

赤染衛門は源雅信邸に出仕し、藤原道長の妻・源倫子と上東門院・藤原彰子に仕えた。
大江為基(おおえのためもと)との恋愛を経て、その従弟(いとこ)である文章博士の大江匡衡(おおえのまさひら)と結婚した。
なんで娘が赤染衛門という名で呼ばれたのかは、父である赤染時用が右衛門尉などを歴任したため号されたと考えられる。
特に結婚した女性の名前を実名で呼ぶのは失礼にあたる時代背景があったため、赤染時用の娘は「赤染衛門」とあだ名のように呼ばれたのだろう。(実名は不明)

夫・大江匡衡との間には大江挙周・江侍従などを設けている。
子の大江挙周から6代孫には、鎌倉幕府の要職・政所別当になった大江広元がいる。

赤染衛門は女流歌人としても名高く、後拾遺和歌集などに多く歌が見え、和泉式部と並び称され、紫式部清少納言、伊勢大輔とも親しかった。
紫式部日記にて赤染衛門の人柄が伝わっており、歌の代作も多い。
小倉百人一首のほか家集「赤染衛門集」も残しており「栄花物語」前編の作者ともされる。


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大江匡衡と死別後に出家したが没年は不明。

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