いま「五大明王」がアツい!知っておきたい構成メンバー

五大明王

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いま最もアツい仏様・「五大明王」についてご存知だろうか。
仁和寺金堂裏堂に描かれた五大明王の壁画が、完成から372年目の今年初めて一般公開される、というニュースが大きな話題となった。
長年日光に触れなかったため、現在でも色鮮やかに残る密教壁画は一見の価値がある。
そこで、今回は仁和寺へ見に行く前に知っておきたい、五大明王の構成メンバーについてご紹介したい。


【人を食らう化け物“金剛夜叉明王”】

五大明王のうち北側に位置する金剛夜叉明王は、「金剛という仏具を持つ化け物」という意味だ。
彼はもともと人間を食べてしまう化け物だったが、大日如来の説法を聞いて改心した。
そして、敵や悪だけを食べる明王になったのだった。

【夫婦神を踏みつける“降三世明王”】

お釈迦様が初めて悟りを開いたとき、天界中の神様がお祝いに訪れたが、シバ神だけは認めなかった。
そこで、明王がシバ神のもとを訪れ、踏みつけて改心させた。
シバ神にはパールヴァティーという美しくて優しい妻がいて、少しでも夫の苦しみを和らげようと、自分のことも踏みつけるよう明王にお願いしたという。
「三世(過去・現在・未来)」を司るシバ神を降伏させたので、彼は「降三世明王」と呼ばれるようになった。
降三世明王の足元には踏みつけられるシバ神夫婦が描かれているため、他の明王と区別がつきやすい。

【五大明王のリーダー“不動明王”】

人間界と天界の境目にいて、「苦しむ人々を全員救うまで、ここを動かないぞ!」と宣言したのが不動明王である。
彼は大日如来の化身ともいわれており、倶利伽羅剣という龍の魔力を帯びた剣と、迦楼羅という鳥の炎で人間の煩悩を焼き払う。
なお、明王は青色で描かれることが多いが、不動明王は黄色や赤色のものもある。

【不死の霊薬で長寿を司る“軍荼利明王”】

「軍荼利」は当て字で、元の名前を「アムリタ・クンダリン」という。
「アムリタ」は不死の霊薬、「クンダリン」は水瓶という意味で、様々な病気や苦しみを取り除いてくれる明王だ。
この「不死の霊薬を収めた水瓶」は、蛇の姿で描かれることも多いため、軍荼利明王は蛇が巻き付いた姿で表されているものもある。

【六道すべてを救う“大威徳明王”】

大威徳明王の名前は、「冥界の王・閻魔大王すら凌ぐ徳を持つ明王」という意味だ。
彼は六面六臂六足で表され、六道すべてをあまねく救ってくれる存在、ということが表されている。
仏教では、阿弥陀如来に近い位置を占めており、水牛に乗っている場合もあるため、他の明王との区別がつきやすい。


【おわりに】

仁和寺の特別拝観は12月16日(日)まで行われているが、それ以降は再び非公開となってしまう。
貴重な機会となるので、こちらの記事で予習をしてから、是非足を運んでいただければと思う。

(寄稿)河合 美紀

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