早雲寺~北条5代の墓がある北条家菩提寺【箱根湯本】

早雲寺とは

早雲寺(そううんじ)は、神奈川箱根町湯本にある寺院です。
箱根湯本にはかれこれ50回は訪れたことがありますが、今まで「早雲寺」に行ったことはありませんでした。
そのため、梅雨の晴れ間を突いた、早雲寺のレポートを掲載させて頂きたく存じます。

早雲寺

早雲寺は、戦国時代の1521年に北条早雲(伊勢盛時)の遺言を受けて、小田原城主・北条家2代目の北条氏綱が、京都・大徳寺の第83世・以天宗清を招いて創建した寺です。
500名を超える衆僧がいた関東随一の大禅刹(禅寺)であったと言います。

早雲寺

箱根の旧東海道沿いに山門があり、1590年に豊臣秀吉小田原攻めをした際には、一時、豊臣秀吉の本陣が早雲寺に置かれました。


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しかし、石垣山城が完成すると、広大な面積であった早雲寺や湯本一帯は焼き払われたと言います。
使うだけ使っておいて、それは無いですよね。

早雲寺の庭園

上記は、北条幻庵が造営したとされる早雲寺の枯山水庭園です。
北条家滅亡後は庇護を失い荒廃していましたが、江戸時代の1627年に、僧侶・菊径宗存が再建し、1648年には、徳川幕府3代将軍・徳川家光から朱印状を受けて復興しました。

北条五代の墓

上記は北条五代の墓(供養塔)です。
北条氏規の子孫であり、狭山藩北条家5代目になっていた北条氏治が、北条早雲の命日である1672年8月15日に建立したものです。
本堂の左手にある墓地の北側にあります。

早雲寺

その説明版の写真です。

早雲寺

上記は、連歌師・宗祇の石碑です。

交通アクセス

早雲寺への行き方・アクセスですが、下記の地図をご参照願います。
箱根湯本の駅から歩いても行けますが、坂を登って約10分といったてころです。
なお、数台程度止められる早雲寺の駐車場もありますが、平日でも満車でしたので、下記の箱根町の町営有料駐車場(400円)に止めました。
有料駐車場の入口は、当方のオリジナル観光地図にて、ポイントしておきますので、カーナビ代わりにご活用頂けますと幸いです。

箱根湯本に宿泊なさった際には、是非、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

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もちろん、箱根湯本温泉ですので、お時間があれば日帰り温泉などお勧めです。

神奈川県の日帰り温泉情報

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