前田新九郎~かぶき者 慶次~前田正虎

前田新九郎とは

前田新九郎は、戦国武将・前田慶次の子供。
NHKの木曜時代劇ドラマ「かぶき者慶次」では、俳優の中村蒼さんが演じる。

武辺者と称された前田慶次の晩年は、戦も無かったことから風流三昧で、酒好きの年寄りであったと言う。
昔は、世に名高い猛将であったが、上杉景勝に世話になって関ヶ原の戦い以降は、すっかり本当の客分となってしまっていた。
そんな父に、子の前田新九郎は反発するのだが、ここぞという時に前田慶次は「かぶく」ようだ。
そして、前田新九郎は京や大阪に行ってみたいと言い出すらしい。

しかし、前田新九郎は本当の子では無く、実の父は関ヶ原の戦いで命を落とした石田三成だと言う。

本当の人間を良く知っている父の度量の大きさや、生きざまに次第に魅せられていくと言う親子の物語が「かぶき者 慶次」。

実際の前田慶次には、男子の子がいたとも、いなかったとも言われていおり、子がいたと言う説の場合には、前田正虎と言う名が見られる。


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前田正虎

前田正虎(まえだまさとら)は、前田安虎、前田安太夫とも。
父は前田慶次で、母は前田安勝の娘とされるが、生年や没年などは不明。

1587年に祖父・前田利久が亡くなった旧領のうち2000石を受けて、前田利家の家臣に列した。
1590年、父・前田慶次が加賀・前田家から出奔した際には、前田正虎と前田慶次の妻子は加賀に留まっており、随行はしていないと言う。
前田慶次が京に一時滞在したと言う説もあるが、その時には前田正虎が京都に探しに出て、古田織部に消息を尋ねたとされている。
前田利家の死後は、前田利長、前田利常と主君に仕えたが、子はなく七尾で没したという。

この前田正虎をモデルにしたのが、前田新九郎だと思ったら、そこにひとひねり加わっており「かぶき者慶次」では、なんと、石田三成の遺児だと言うなかなか面白い設定であり、大変楽しみなドラマである。

この遺児に関しても調べてみると、どうも米沢藩の上杉家には、石田三成の子が育てられ僧侶になったと言う話があるようだ。
石田三成と直江兼続は親しい中であり、共に徳川家康を討つために関ヶ原の戦いを起こしたとも言われるため、そのような話があってもおかしくはない。

かぶき者 慶次

放送予定 2015年4月9日スタート
NHK総合 毎週木曜
午後8時~8時43分
連続11回

前田慶次 詳細版
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