近衛信基~近衛信尹とは 書画に優れた公家と豊臣秀吉の関係


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近衛信基は公家・近衛前久の嫡男として1565年11月1日に生まれた。先祖は藤原道長。
母は波多野惣七の娘。

近衛信輔、近衛信尹(このえ-のぶただ)とも言う。
幼い頃から父と共に各地を放浪した近衛信基は、公家よりも織田信長の小姓である森蘭丸森坊丸と仲が良かったとされ、武士に憧れていたという。

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1577年に元服したが、その際の加冠の役は織田信長で、一字を賜り近衛信基と名乗った。
1579年、織田信長が右大臣兼右近衛大将の官職を辞任。

1580年に近衛信基は内大臣に就任するが、1582年に明智光秀本能寺の変で織田信長を亡き者にしている。
1585年には左大臣へと昇進。

1585年、二条昭実と近衛信輔(近衛信基)との間で、関白の地位を巡る争いが勃発。
天下統一目前の豊臣秀吉に相応の官職を与える必要に迫られ、内大臣を打診した朝廷であったが、豊臣秀吉は左大臣を要求。

この時の左大臣は近衛信輔(近衛信基)であり、左大臣を豊臣秀吉に譲った形で関白になるのを嫌う。
その為、、関白に就任したばかりの二条昭実に、関白を譲るよう迫り、2人は競って大阪城の豊臣秀吉を訪問し、自己の正当性を主張した。
前田玄以などと協議した豊臣秀吉は、近衛信輔(近衛信基)の父・近衛前久の猶子として関白を継ぎ、将来的には近衛信輔を後継として関白職を譲る案を提示することになった。
その結果、1585年7月11日、豊臣秀吉は近衛前久の猶子として関白宣下を受け、近衛信輔(近衛信基)は摂関家の伝統を潰したとして、公家社会から孤立を深める。

苦悩した近衛信輔(近衛信基)は、次第にうつ病となり、1592年正月に左大臣を辞職した。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の際には、自らも渡航しようと名護屋城に赴いたが、後陽成天皇や豊臣秀吉の怒りを買い、1594年4月、近衛信尹(近衛信輔、近衛信基)は薩摩・坊津へ3年間配流となり、京より45人の供を連れて、坊の御仮屋に赴いた。

薩摩では島津義久から厚遇され、京へ戻される頃には、あと1~2年いたい旨の書状を残したが、1596年9月、京都に戻された。

1600年9月、関ヶ原の戦いでは、敗走する島津義弘の重臣・喜入忠政や、押川公近らを、京にて密かに匿ったため、一行は無事薩摩に戻ることができている。

また、敗れた島津家のために徳川家康との交渉を仲介し、島津家の所領安堵確約に貢献している。

1601年、左大臣に復職すると、1605年に念願の関白に就任した。

書画に優れ近衛流を確立した能書家として書道史に名し、寛永の三筆の1人とも称された近衛信尹(近衛信輔、近衛信基)は、書画を通じては小野お通とも交流があったと言う。

1614年11月25日に薨去。享年50であった。

墓所は京都の東福寺。

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